ニュース: 2018年8月

Tonic and Phasic Muscle Systems (2018年08月06日)

Tonic and Phasic Muscle Systems

機能上、筋肉は”緊張性”と”相動性”に分類される.

緊張性システムは屈筋群で構成され、系統学的に支配的。
この筋群は反復的かつ律動的な活動に関与し(Umphred, 2001)、屈筋シナジーによって活性化する。
相動性システムは伸筋群で構成され、出生後すぐに表れる。それらの筋肉は、重力や伸筋シナジーに対してエキセントリックに作用する(Umphred, 2001)。

緊張性システムの筋群は緊張して脆弱になりやすく、相動性システムの筋群は抑制され弱化しやすい。
この反応は、筋の神経学的な侵害受容応答によるものと、日々の臨床での観察から考えられる(Janda)。
例えば、脳性小児まひや脳血管障害などの中枢神経系の損傷では、緊張筋群は痙攣を示す傾向があり、相動性筋群は弛緩する傾向がある。従って、筋アンバランスパターンは筋そのものの構造的な変化というよりも、中枢神経システムの影響によるものと考えられる。

緊張筋と相動筋の分類は厳格なものではなく、ある筋肉は両方の特徴を持ち合わせていることも覚えておかなくてはならない。
また筋緊張や弱化における神経学的性質、筋アンバランスにつながる筋肉の構造的変化も覚えておくべきだろう。しかし、中枢神経システムに起因する慢性痛や筋アンバランスは、構造的な変化よりも神経学的影響を呈する場合がしばしばある。

緊張筋群・緊張および短縮を示しやすい
・腓腹ヒラメ筋
・後脛骨筋
・股関節内転筋群
・大腿直筋
・ハムストリングス
・腸腰筋
・大腿筋膜張筋
・梨状筋
・腰方形筋
・大胸筋
・上部僧帽筋
・肩甲挙筋
・斜角筋
・胸鎖乳突筋
・上肢屈筋群

相動筋群・弱化および抑制性を示しやすい
・長・短腓骨筋
・前脛骨筋
・内側広筋
・外側広筋
・腹直筋
・前鋸筋
・菱形筋
・下部僧帽筋
・深部頸椎屈筋群
・上肢伸展筋群

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