ニュース: 2018年4月

実践知  (2018年04月20日)

カイロプラクティックのセミナーに参加していると、非常に興味深い発見がたくさんあります。
そのうちの一つがカイロプラクターのタイプ。

まるごと理屈として理解したいタイプ(その場で答えが欲しい)。
講師からの情報をもとに実践的に応用していくタイプ。
教科書的に言葉として覚えたいタイプ
最終的に何もわかってないタイプ

etc

上記のうち、患者さんにとって一番不利益なカイロプラクターはどのタイプだろうか・・・?

個人的には、まるごと理屈(法則)として覚えたいタイプではないかと思っています。
最終的に何もわかっていないタイプも不利益ですが、長期的に見ればカイロプラクターをやめているので不利益を被る患者さんの絶対数は少ない。

一番厄介なのは、理屈を理屈だけで覚え、患者さんに延々と適応していく治療家(もしあなたの通っている治療院のドクターが毎回同じことの繰り返し、しかも愛想がよくて口がうまく、体系から察するに全くトレーニングなどしたことがなく、肉が嫌いでベジタリアンなどというタイプだったら気を付けたほうがいいと思う。膨大な時間と資産の喪失につながる可能性がある。私なら絶対に選ばない)。

この手の法則だけを当てはめる治療は、”たまたま”その法則に適った条件の患者さんが来れば治療は成功するが、それ以外の条件では全く効を奏さない可能性が大。
よって長期的に見れば、意味の無い施術を受ける患者さんが膨大な数に増えることになる。
最悪の悪循環。

逆に信頼に足るカイロプラクターとはどんなカイロプラクターだろうか。

上記の中では、実践に応用していくタイプだろう。

治療家が実践的かどうかを見分けるときの基準の一つが、数回の治療を行っても結果が芳しくなかったときのカイロプラクターの対応。

「私が知る限りの知識とテクニックはすべてやりつくしました。現時点で他に思い浮かびません」

とはっきり言える人物。
患者さんが来なくなり、評判も落とし、収入も減るかもしれないリスクを冒して患者さんに率直に伝えられる治療家であれば実践的である可能性が高い。本当にすべての知識と技術を動員しなければなかなか言えないセリフであり、”ここまでやってだめならやむなし”という覚悟がある。

もちろんこの時点で患者さん側も、だらだらと治療に通わされずに、数回の治療のなかで治療家がいろいろ試してくれたことは分かっているだろう。

こういうタイプの治療家は常に「最良」を模索しており、その中で培った経験を日々変化する患者さんの症状に適用していくことができる。長期的に見れば救われる患者さんのほうが多いだろう。

カイロプラクターに必要なのは法則を覚えて当てはめる能力ではなく、法則に頼りすぎることなく実戦の中で実践知を磨き続けることです。
臨機応変に目の前の状況から学ぶことができるセンスこそが、信頼に足るカイロプラクターの資質の一つでしょう。

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