ニュース: 2017年4月

橈骨管症候群 (2017年04月01日)

前腕に痺れを訴える患者さんが来院された。
痛みの範囲は橈骨神経領域。
上腕の橈骨神経支配領域には痛みや違和感なし。

整形外科ではC6,C7の神経根の問題という診断。
痛みどめの薬と首の牽引を勧められたとのこと。

頚椎の整形外科的検査や触診を行うものの痛みを再現できなかった(C6,C7の変位、可動域減少はあり)。
よって下部頚椎は遠因であり、他の原因の可能性もあるとみて橈骨神経を近位から遠位に向かって触診していくと、ちょうどフローゼ腱弓と回外筋付近で鋭い圧痛が確認された。

触診していくと原因部位の周辺でも圧痛を感じることがあるが、この方の場合周辺は全く痛くなく、まさにピンポイントで鋭い痛みが表れていた。
それともう一つ特徴的だったのが触診時の皮膚感。
鋭い痛みが表れるフローゼ腱弓付近だけむくんでおり、組織の感覚がかなり水っぽく感じられた。
炎症が起きているので当然と言えば当然だが、かなり局所的だったので印象に残った次第。

治療後は多少の違和感が残る程度まで痛みは減少。

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