ニュース: 2017年2月

大腿骨内側顆骨壊死症に対する加圧トレーニング (2017年02月23日)

先日、加圧トレーニング学会から定期的に送られる学会誌が届きました。

その中に興味深い症例報告があったのでこちらのブログで皆様と共有したいと思います。

大腿骨内側顆骨壊死症に対し加圧トレーニングが著効を示した一例(平泉、中島ら 2016)

突発性大腿骨内側顆骨壊死は60歳以上の女性に多く見られ、多くは進行性であり、手術療法が必要となることが多い。

症例:71歳女性
診断名:突発性大腿骨内側顆骨壊死
主訴:歩行時の左側膝部疼痛

2014年11月に確定診断を受け、翌2015年1月にはMRIでアラなるああか傾向が確認された。
2015年3月より加圧トレーニング開始。
1年3か月後の2016年6月の再受診時には骨壊死領域の顕著な収縮が認められた。

初診時、杖歩行で疼痛も顕著であったが加圧トレーニング開始後1~2か月後には疼痛の緩和が顕著に見られ、およそ3か月で杖なし歩行、6か月で手すりを利用しての階段昇降が可能になった。
更にその2~3か月後手すりを利用しなくても階段昇降が可能になった。

従来、四頭筋訓練などにより下肢機能強化を行うことにより症状の軽減を図るなどの保存的治療もおこなわれるが、多くの場合保存療法では進行を押さえられず、手術を行わなければならないことが多い。

しかし今回は、外科的処置なく、加圧トレーニングによって骨再生が見られ、加圧トレーニングが有効であった一例を経験した。加圧トレーニングは高齢化社会、各種疾患患者にふさわしいリハビリ法といえる。

・・・と、かなり要約しましたが、上記のような症例報告です。

大腿骨内側顆骨壊死への効果も驚きますが、個人的に気になるのは疼痛の緩和が顕著に見られた点。

これは当オフィスでもよく目にする現象で、加圧トレーニングの最中またはトレーニング後にfrozen shoulder(40肩)や膝、股関節などの疼痛が緩和もしくは消えてしまうことが多々あります。

現時点で、疼痛軽減効果の機序は不明となっています。
新たなデータが発表されたらご報告したいと思います。

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