ニュース: 2014年12月

dynamic stretch (2014年12月06日)

先日上腕のストレッチが下半身の筋出力や推進力にネガティブな影響を与えるというデータをご紹介しました。
では、ウォームアップにはどんな方法が適しているのか?
調べてみました。

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トレーナーや、指導者の経験論ではなくしっかりとしたデータが欲しいところ。
しかも、瞬発力やバランス感覚など全ての競技で重要とされる要素にポジティブに働く方法は何か?
で、出てきたのが↓のデータです。

Acute Effects of Static and Dynamic Stretching on Balance, Agility, Reaction Time and Movement Time

バスケットボール、バレーボール、ハンドボール、陸上選手を合計31人集めておこなわれたこちらの研究。
静的なストレッチと動的ストレッチを比較して、バランス感覚と敏捷性、運動時間にどのような影響を及ぼすかを調べたものです。

結果、静的なストレッチはバランス感覚や敏捷性にネガティブな影響を与えることが判明し、動的なストレッチの方が競技前のウォームアップには適していることが示されました。
静的なストレッチの結果は以前ご紹介したものと一致しますので、ネガティブに働くという信ぴょう性がこれでまた高まりました。

動的なストレッチとは?という方もいらっしゃると思うので↓の動画をご参考にしてください。

ぎゅぅっと筋肉を伸ばすよりも、関節の位置に意識を向けながら動的に筋肉を動かすストレッチのほうがアスリートパフォーンス、特に瞬発系の競技には向いているのですね。

それにしてもこの動画しばらく見ていると、なんだかやったことのある動きだと思いませんか?
そうラジオ体操です。

ラジオ体操は1928年8月1日から日曜を除く毎朝6:00に日本放送協会大阪中央放送局が放送したのが始まりです。
体操を考えたのは茨城出身のアスリートの遠山喜一郎さんというかた。
遠山さんは昭和11(1936)年に開催されたベルリンオリンピックに日本代表選手として出場された経験を持つ、素晴らしい身体能力の持ち主。

当時は↑のような研究データなどなかったでしょうから、遠山さんが己の身体感覚の身を研ぎ澄ませて生み出したわけですね。
そのラヂオ体操の動きが80年以上の時を経てしっかり研究に裏付けされ、各競技のアスリートに推奨されるというのは凄い事です。

昔の賢人が何かを生み出す力は凄いなぁとただただ驚くばかりです。

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