ニュース: 2014年11月

ストレッチが及ぼす影響 (2014年11月28日)

運動前のストレッチの是非が議論され始めてから久しくたちますが、最近はストレッチはしない方が良いという方向に収まりつつあるようです。

個人的にはストレッチはやらない派なのですが、やった方が調子がいいという方もいますし、それで立派な成績を収めている方もいると思います。中には競技前の精神統一や儀式として行っている方もいるかも知れません。

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する or しないどちらがいいかはそれぞれの判断があると思いますが、職業上ストレッチについて聞かれることが多いので最新データはどんな感じになってるか調べてみました↓

Upper Limb Static-Stretching Protocol Decreases Maximal Concentric Jump Performance

この研究は局所的なストレッチが全身の運動に与える影響を調べたものです。具体的には上腕を静的にストレッチした時に、ジャンプ動作に影響があるかどうかというもの。

結果は、ストレッチによって増大したのは肩関節の可動域のみで、ジャンプ時の筋出力推進力は減少したということです。
面白いのは上腕のストレッチが肩や腕周辺の局所のみならず、下半身の筋出力にまでネガティブな影響を及ぼしている点です。

推進力はほとんどのスポーツで必要な力ですので、ジャンプ動作を必要とする種目以外の競技にも影響を及ぼしている可能性は高いと思います。

このような点から考えると、ストレッチ一つで成績が変わってしまうのであればストレッチの位置づけを再考する価値があるかもしれません。

とはいえ、競技前のルーティンワークとしてストレッチを行っている選手が、いきなりルーティンを変えてリズムを崩すのもどうかと思います。
↑のようなデータも踏まえつつ、各自ウォーミングアップの方法やストレッチの位置づけを模索していくといいのではないでしょうか。

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