ニュース: 2014年11月

スマホ中毒が頚椎に及ぼす負担 (2014年11月27日)

日々の生活から切っても切れない存在となったスマホ。
利便性が進歩する一方で、スマホ中毒の増加も深刻化しています。確かに電車に乗ると車内の全員がスマホをいじっていたりします。

アメリカの大学生を調査したデータでは、平均10時間ほどスマホをいじっているようです。おそらく日本の大学生も大差ないと思われます。スマホにプラスしてゲームやパソコンも加わりますので10時間以上の可能性もおおきいですね。

元となるデータはこちらから
The invisible addiction: Cell-phone activities and addiction among male and female college students

社会人の場合も通勤時+デスクワークでのパソコンが加わりますので、それなりの時間をタブレットと過ごしていると思います。
中毒症状を回避するには意図的にスマホを遠ざけるしかありませんが、一旦手にした利便性を手放すのは至難の業・・・。
なかなか難しいですよね。

巷のカイロプラクティックオフィスや整形外科、整体院なんかで治療を受けたことのある方は、一度くらいはパソコン仕事の時の姿勢だとか、首の位置だとかについて指導された経験がある方が多いと思います。
頚椎に負担がかかるから気をつけてくださいというのがお決まりのセリフだと思いますが、ではいったいどのくらいの負荷がかかっているのか? 調べてみました。

(クリックすると大きくなります)
office-k-chiropractic-tokyo-cervical-smartphone-addiction

中立位(ニュートラル)の時は頚椎には4.5kg~5.4kgくらいかかっています(↑の図参照)。
それが頚椎の屈曲がきつくなるにしたがって負担はどんどん増加します。屈曲30°では18kg 、60°では27kgもの負担が頚椎にかかります。
ほとんどの方が30°~60°の間ぐらいの角度でスマホをいじっていると思いますので、携帯を見るたびに18kg以上の負荷が頚椎にかかっていることになります。18kg~27kgというと、トレーニングされている方ならすぐにピンとくると思いますが結構な重さです。それを首の小さな関節で負担しているわけです。

元のデータはこちら↓
Assessment of stresses in the cervical spine caused by posture and position of the head. Surgical Technology International, 25; 277-279. Journal of Behavioral Addictions, 2014; 1 (-1): 1 DOI: 10.1556/JBA.3.2014.015

このような負荷がかかると頚椎の関節でネガティブな変化が起こり、頚部痛やヘルニア、神経症状、片頭痛、肩関節痛 etc etc といった症状が表れます。
頚部は鍛えるのも難しい部位ですので、治療後のリハビリも厄介、、、。

やはり日常生活のなかで、予防的にうまくスマホと付き合っていかないといけませんね。

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