ニュース: 2014年11月

サスペンショントレーニングの有効性 (2014年11月24日)

先日某snsで、「TRXに代表されるサスペンショントレーニングは意味が無い」というような投稿を見つけました。そのトレーナー(?)の方はサスペンショントレーニングでは筋肉はつかないと断言していました。

サスペンショントレーニングは使い方によって非常に有効なトレーニング方法ですので、あまり否定的な意見はこれまで聞いたことがありませんでしたし、はっきりとサスペンショントレーニングを否定する研究結果にも出会っていません(もし見つけたら教えてください)。

当オフィスでも効果的なトレーニング及びリハビリ方法として採用していますので、この投稿を見た時、??・・・どういうこと?。

で、早速調べてみました。

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まずはこちら↓
TRXを用いたプッシュアップが上腕三頭筋・僧帽筋・脊柱起立筋の腰背部・大腿直筋の筋活性を高めるという研究。

Muscle Activation during Push-Ups with Different Suspension Training Systems

大胸筋と腹直筋の筋電図活性も著しく増加とあります。普通にプッシュアップを行うよりも、筋電図活性が高いわけです。

次はTRXにおけるプッシュアップが前鋸筋の活性化に非常に有効であるという記事。

Science Tests the Effectiveness of the TRX

記事の元になった論文はこちら↓

Analysis of Pushing Exercises: Muscle Activity and Spine Load While Contrasting Techniques on Stable Surfaces With a Labile Suspension Strap Training System

前鋸筋は肩甲骨の安定化に非常に重要な筋ですので、TRXは50肩や傷害後の肩関節のリハビリに非常に役立ちます。当オフィスでも肩関節の障害でお困りの方に積極的に取り入れており、機能回復を体感していただいています。

2014年ですので新しい研究結果ですね。他にもいくつか見つけましたがきりがないので上記の二つをご紹介しました。

それと、あくまで個人的な主観ですが、不安定な状態でトレーニングを行うサスペンショントレーニングは組織と中枢における神経伝達機能の向上も狙うことが出来ますので、一概に筋肉がつくつかないの話で有効性の是非を判断するべきではないと思います。
神経伝達機能の改善はスポーツ障害のリハビリにおいて非常に重要な要素です。

どんなトレーニング方法もケースバイケースで使い分ければしっかりと機能して、誰かの役には立つのです。
要は提供する側の柔軟性の問題だと思います。

そのトレーナー(?)の方がどの様な意図でsnsに投稿したのかはわかりませんが、少なくても何かのメソッドを否定するにはそれを十分に実証しうる科学的根拠が必要です。
俺は高重量でトレーニングしている→そんな俺には物足りない→サスペンショントレーニングは意味が無い、、、こんな理論では全く信用に値しません。

snsやネット上ではまったく根拠のない情報が蔓延しています。まず皆さんは目にした情報を鵜呑みにせず、その情報を発信している人間が情報のソースや根拠を明らかにしているかどうか見てみてください。
きっと何かを否定的に書いている人のなかで、しっかりと科学的根拠を示している人は少ないはずです。

ちょっと脱線しましたがTRXは良いトレーニング方法だと思いますよ。
連休最終日、良い一日をお過ごしください。

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